兵庫県篠山市K様邸でガレージ・お庭の外構リフォーム工事を行いました。
ガレージ
土のガレージには全面にスタンプコンクリートを打設しました。
写真はリフォーム前・後です。
施主様のご要望によりブラックの着色を濃く行っています。
割れ対策として目立たないようにスタンプコンクリートの目地に沿ってカッター切りを3本行っています。
■スタンプコンクリート:
・色粉:ミスティグレイ 目地パターン:リーガル(大&小) シャドウカラー:ブラック
タイル・レンガ、天然石、木目などを自然の風合いそのままに美しく表現し、デザイン性に優れた景観を創出するスタンプコンクリートは高い耐久性・耐気候性と簡便なメンテナンス性能を持つことも大きな特徴。
ガレージ横の花壇はスタンプコンクリートを施行するため既存の石で留めを作り、花壇は既存の植木を撤去しタマツゲを移植しました。
■植栽:
・タマツゲ(豆柘植) 常緑低木 花期6~7月 果期10~12月
葉は肉厚で裏側に反りかえって光沢がある。樹形を球状に刈り込むことが多い。
目立たないが初夏に花が咲き、秋に実が黒く熟す。
耐寒性に強く、半日陰でも育つ。
玄関ポーチの横の立水栓を取り替え、洗い場は青石を囲んでモルタルで仕上げにしました。
■立水栓:
・オンリーワンクラブ 木目アルミ立水栓/タモ
丈夫なアルミ素材表面に木目の雰囲気をリアルに再現した立水栓。
正門
正門前の石積み花壇の石を積みなおし、植栽を撤去して植木を移植しました。
後日、門前のヒイラギを撤去し灯台躑躅(ドウダンツツジ)を移植しました。
■植栽:
・五葉松(ゴヨウマツ) 常緑針葉樹中高木
葉が5本ずつ束上に映えることからこの名が付いている。縁起の良い木として盆栽にもよく使われる。
日当たりがよく風通しの良い場所を好み、乾燥に強い。土の表面が乾いたらたっぷり与える。
病害虫に強く、丈夫な木で育てやすい。
・灯台躑躅(ドウダンツツジ) 落葉広葉樹(低木) 開花(4~5月) 紅葉10~11月
春に白い壺形の小花が咲き、秋の紅葉が美しい。
陽樹で寒さに強く育てやすい。
アプローチ・前庭
正門を入った近くに二つの石積み花壇があり、隣地側石積み花壇に お多福南天(オタフクナンテン)・黄心樹(オガタマノキ)を移植。
■植栽:
・オガタマノキ(黄心樹) 常緑中高木 花期 2月下旬~4月 実期 5~7月
春に香りのよい白い花を咲かせる。
日当たりのよい半日陰の場所を好み水捌けのよい土壌で育つ。
地植えの場合は水やりを特に気にする必要はないが、真夏に土が乾いた場合は水やりが必要。
カイガラムシが発生することがある。
・オタフクナンテン(お多福南天)
常緑低木 花期5~6月 樹高が低く生育がおそく、剪定もほとんど不要で育てやすい。
日当たりがよくても半日陰でも育つ、紅葉が綺麗、お多福に難転で縁起のいい木。
建物側の石積み花壇にはお庭にあった一部植木(椿)の移植と
新たに植栽を移植しました
■植栽:
・椿(ツバキ)常緑広葉樹(低木) 開花11~3月
光沢のある濃緑の葉をもち、赤やピンク、白などの花を咲かせる。
寒さ・暑さに強く日陰でも育つ。
4・5月、8・9月頃に発生するチャドクガに注意。
手前に藪柑子(ヤブコウジ)
■植栽:
・ヤブコウジ(藪柑子)
常緑低木 花期7月初旬~8月 果実鑑賞は11~2月頃
湿潤な土壌を好み、日陰に強く乾燥を嫌い、耐寒性を持つ
夏の強い日差しや西日に当たると葉焼けをおこすことがある
あまり暗いと花付きや実付きが悪くなるので半日陰・明るい日陰が適す
剪定はほぼ必要なし
手前の建物側に万年青(オモト)
中央に梔子(クチナシ)を移植
■植栽:
・万年青(オモト) 常緑多年草
丈夫で日陰に強いが強い直射日光が苦手
育てやすい植物。
・クチナシ(梔子)
常緑低木 開花時期6月~7月
純白の花をつけるが寒さに弱く日当たりの悪いところでは花つきも悪くなる。
土が乾くのも苦手なので半日陰の場所が適し、土が乾いている場合は水やりの必要がある
通路側に獅子頭(シシガシラ)を2本移植(写真左)
■植栽:
・獅子頭(シシガシラ) 花期12~3月
紅葉が美しく、半日陰程度の場所が適し、強い日差しは葉焼けの原因となる。
水はけのよい土地が適する。
病害虫はテッポウ虫やアブラムシが発生する。
和風庭園
写真はリフォーム前後です。
玄関脇の袖垣を取り替え、お庭を通るための飛び石を設置しました。飛び石の周囲は白川砂を敷いています。
掃き出し窓からお庭に降りるために更に一段低い踏み石 錆を設置しました。
お庭から奥の通路へは乱杭 錆を三本並べて飛び石の代わりとしています
お庭から蹲へには飛び石 錆を設置、それ以外の飛び石は既存の石を設置しております
雑草対策として防草シートを敷いてから白川砂を敷いています。
玉竜(タマリュウ)をアール状に移植し、白川砂と植栽を仕切るグリーンベルトを作りました。
■植栽:
・タマリュウ(玉竜) 花期7~8月
常緑多年草 小さく丸い玉のような形に葉が茂る。
日当たりの良い場所でよく育ち、強靭で維持管理が容易。
掃き出し窓の踏み石から飛び石で中央の蹲にいくことができます。
前石・手燭石の間には筧から流れる水を調節するバルブがあり、通常は石で蓋をしています
手水鉢には竹三本で作った杓架を置いて柄杓が石につかないようになっています
手水鉢から溢れる水を受ける水門には那智黒を入れました
蹲の後ろに織部灯篭を置きました
アプローチ側の元々植えられていた梅の奥に柊南天(ヒイラギナンテン)
その左隣に姫南天(ヒメナンテン)を移植
■植栽:
・柊南天(ヒイラギナンテン) 常緑性低木 開花時期10~11月
葉にはトゲ状のぎざぎざがあり集めで革質、濃緑色で表面にはツヤツヤした光沢がある。
日当たりを好むが多少日当たりが悪くても育つ。寒風のあたる場所は避ける。
日当たりが良くても土壌がひどく乾燥する場所は適さない。
ある程度自然に樹形がまとまる。カイガラムシが発生することがある。
■植栽:
・姫南天 常緑低木 花期:5~7月 実期:秋
初夏に白い花をつけ、秋に赤い実をつける。日当たり~半日蔭の場所でよく育つ。
極端に乾燥する場合を除き特に水を与える必要なし。カイガラムシが発生することも。
姫南天の前に皐月(サツキ)
その後ろに 黒鉄黐(クロガネモチ)を移植
■植栽:
・皐月(サツキ) 常緑低木 花期5~6月
日当たりの良い場所を好み、日陰だと花付きが悪くなる
夏など極端に乾く時期は水やりの必要あり
・黒鉄黐(クロガネモチ)
常緑広葉樹(中高木) 花期日5~6月 実期10~12月
日向から半日陰を好む。
葉は光沢があり、雌雄異株で秋から冬にかけて赤く小さな実をたくさんつける。
維持管理が用意な植栽。
蹲の後ろに台杉(ダイスギ)、塀の柱を隠すように枝垂れ梅(シダレウメ)を移植しました。
■植栽:
・台杉
杉を特殊な方法で仕立てたもので地上からある程度の高さから多くの幹が株別れして特異な樹形となっているのが特徴。
実がならないので花粉の心配がない。
根腐れをおこしやすいので水はけのよい土壌が適する。日当たりのよい場所を好むが適度に日陰がある場所でも育つ。
・枝垂れ梅 落葉高木 花期10~1月
多くの花をつけ枝垂れる姿の花梅
日当たりと風通しのよい場所が適し、水はけの悪い場所は避ける
アブラムシ・カイガラムシなどの害虫がつくことがある
柱の根元に獅子頭(シシガシラ)を移植しました。
枝垂れ梅の横に伊予青石を置き、羅漢槙(ラカンマキ)・馬酔木(アセビ)・皐月(サツキ)を移植し、
古代雪見灯篭を置きました
■植栽:
・羅漢槙(ラカンマキ) 常緑高木 針葉樹 開花時期5月頃
日当たり・水はけのよい肥沃な土壌が適するが、直射日光がきついと葉が黒く焼ける。
アブラムシなどの害虫が発生することがある
・馬酔木(アセビ) 常緑低木
早春になると多くの白くつぼ状の花をつける。
ある程度の日陰でも成長するが日当たりのよい場所で育てた方が花つきがよい。
暑さや乾燥は苦手。あまり剪定の必要がhない
トサカグンバイという虫がつく
古代雪見灯篭を四つ目垣の近くに置きました
台として伊予青石を設置
青石の左に万両(マンリョウ)、右に万年青(オモト)を移植しました。
■植栽:
・万両 常緑小低木 花期 7月 実期 11月~1月
冬に鮮やかな赤い実をつけ、常緑の濃緑の葉を持つ。
やややむさに弱いが耐陰性があり、日陰でも育つ。
剪定の必要がほとんどなく育てやすい。
隣地境界の塀と間を空けてコンクリートブロックを積み、その天端に土留めとして紫雲石を積みました。
池側の擁壁にブロックを積み、信州鉄平石の石張りにしました
そしてその上にアルミの柱を立て、四つ目垣を設置。
四つ目垣を竹用ビスで留めるのに使用した柱はTOEX(現LIXIL)の汎用形材(角材)/オータムブラウンです
四つ目垣に使用した竹はプラスチック製でタカショー エコ竹 Ф22mm&Ф26mmです
柱は二本の縦の竹で隠れるように組んでいます。縦横の竹をシュウロ縄を男結びにして固定し、一番上と一番下の横竹をシュウロ縄で編んでいます。
建物周囲
お庭の白川砂との仕切りとして青石を積んでいます。
追加工事で通路に雑草対策としてマサファルトを施工しました。施工直後なので塗れた状態となっています。
■舗装材:
・マツモト産業 マサファルト(マサ土色)
自然土をガチガチに固める自然土舗装材を用いることで草が生えるのを防ぎます。
材料が自然土であり、透水性もあるため庭木にも優しい舗装材です。